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[ドラム式洗濯機修理]洗い・すすぎが終わらない

Panasonicのドラム式洗濯機NA-VD100Lの修理を行いました。
洗濯開始から乾燥まで表示時間の倍くらいかかるようになってきて、ついに全く終わらなくなったという症状です。

まずサービスモードで試運転を行いましたが動作にエラーはでませんでした。
つぎに各部のチェックを行いました。

防水パンに水が溜まっていて、排水トラップのつまりが考えれますのでクリーニングを行いました。
恐ろしい量の綿埃がでてきました。
ついでに排水フィルターの目詰まりおよび排水フィルターの挿入口も見ていきます。
排水フィルター自体はそこまで詰まっていませんが、挿入口にはこれまた恐ろしい量の綿埃が。

このあたりが、洗濯にかかる時間が伸びていた原因かと考えられます。

次に乾燥も時間がかかりすぎているので、乾燥の空気の経路を確認していきます。
まず、乾燥フィルターは取り外し可能で乾燥1回ごとに清掃してくださいと注意書きがあるため、比較的きれいです。
問題はここから先のラインです!
この先は長いブラシなどでないと清掃できませんが、今回は点検も兼ねていますので単純に清掃せず分解していきます。

まず天板を取り外し~
接続されている蛇腹のゴムホース内を確認します。
長年蓄積した乾燥運転時の綿埃が蓄積していますので、きれいに清掃します。
この先は熱交換器という部品に接続されています。熱交換器の中もきれいに洗浄したいのですが、この中は形がいびつなのでブラシでも難しいです。
ブラシで可能な範囲で清掃を行い組み立て、試運転を行いました。
排水の速度は通常に戻りました。ただ、洗い・すすぎが終わらないという症状は改善していません。
洗い中に注水完了後、すぐに排水弁が開き排水。これを何度も繰り返していて洗いが先に進みません。
これは熱交換器の中に3か所入っている、泡センサーが誤検知の時に起こります。
ブラシできれいに清掃不可能だった熱交換器を交換することにします。
洗濯機の背面カバーを開けると、左側に見えてきます。上から3つ金属部がみえますが、これが泡センサーです。

熱交換器を取り外し、内部を確認してみました。
泡センサーの部分に頑固な埃が巻き付いています。これでは誤検知するはずです。
よって新品に取り換えていきます。ちなみに新品はこのようにもちろん綺麗です。
泡センサーも綺麗に写っています。
各端子、ホース類を再び接続し、組み立てて試運転を行います。
注水排水を繰り返す症状も解消し、洗濯および乾燥も表示される時間通りに完了するようになりました。

今回はまず、洗濯の時間が長くなった原因として、排水トラップのつまり。
乾燥時間が長くなった原因として、熱交換器から乾燥フィルターまでの埃の蓄積。
最終的にとどめを刺したのが、蓄積した埃が泡センサーに固着してしまったことでした。

ドラム式洗濯機は経済的ですし、乾燥機能が優秀ですが、こまめなメンテが肝心ですね。
乾燥の空気経路は常に気を付けて掃除をしておいたほうがいいと思います。

ご閲覧ありがとうございました。

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